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M&A用語+

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M&A用語+

M&A用語は専門的なものが多く、誤用もされやすく、要注意です。
売却価格等の条件は、「取引関係者による評価」で決まります。
売主が成行任せは禁物で「買主サイドの評価を想定した準備」が勝敗を分けるのです。
取引関係者は、買主本人(買主の社内でも賛成派、反対派がいることも)だけではありません。
専門家(会計士、税理士、弁護士、コンサルタントが精査結果や価値評価を買主に報告)や、
銀行(買収資金の融資可否判断や融資条件を検討)等がどう評価するか、などなど。
買主サイドでもそれぞれの利益やリスクがあって、それぞれの主張があるのです。
正確な用語理解が、クライアント様の利益最大化への第一歩となります。
日本初の売主支援専業のM&A助言会社として、『売主様のためのM&A用語集』をご用意しました。
用語の意味に加え、知っておくべき豆知識をご紹介してますのでぜひ参考にしてください。

生産の要素(Factors of Production)

◆生産の要素とは、財やサービスを生産するために必要な基本要素のことである。伝統的に、生産の要素は天然資源、労働、資本、および起業家精神の4つに分類される。

◆生産の要素には以下が含まれる。

天然資源: 天然資源や物理的な空間を指す。農地、鉱物、森林、水などが含まれ、これらは生産に欠かせない素材や基盤を提供する。
労働: 財やサービスを生産するための人的な勤労や技術を指す。肉体的な労働だけでなく、知識労働や技術的スキルもここに含まれる。
資本: 工場、機械、設備、インフラなどの生産活動に使われる人工的な資源を指す。
起業家精神: リスクを取りながら生産活動を統率し、新しい事業を創造し、他の生産要素を効果的に組み合わせようとする意思を指す。

◆代表的な理論には以下が含まれる。

古典派経済学における生産要素理論: 古典派経済学では、生産要素の最適な組み合わせが生産の効率性を決定する要因とされ、特に土地や資本の重要性が強調された。
新古典派経済学の生産関数理論: 新古典派経済学では、生産の要素がどのように結びついて出力を生み出すかを数式化した生産関数が用いられる。特に、各生産要素がどの程度生産に貢献するかが分析される。