◆株主資本コストとは、M&Aバリュエーション手法のDCF法で使用される割引率である。
◆WACCの要素である株主資本コストでは「有利子負債によるレバレッジ効果がある世界」、APV法の株主資本コストでは「有利子負債がなくレバレッジ効果のない世界」を前提とするため、前者の株主資本コストはリレバード株主資本コストを使用し、後者の株主資本コストはアンレバード株主資本コストを使用する。具体的には、エクイティリスクプレミアム(ERP)に掛けるβ値が、前者はリレバードβ、後者がアンレバードβになる。



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