◆アウトバウンドM&Aとは、クロスボーダーM&Aの一種であり、日本企業(買主)が海外企業(対象企業)を買収するM&A取引を指す。成長余地の限られる日本市場から成長が見込める海外市場へ事業展開するため、日本企業が海外企業を買収するケースが多い。

◆プライベート・エクイティ・ファンドがイグジットする際に株式を取得するケースや、グローバル投資銀行がセルサイドFAに就く海外籍の対象企業の株式を取得するケースなどさまざまである。
◆日本企業の海外子会社(現地法人)を通じて買収するケースや、外国籍SPCを通じて買収するケースなどがある。現地法制度や税務上の観点から最も有利なストラクチャーを選択することが多い。