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M&A用語+

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M&A用語+

M&A用語は専門的なものが多く、誤用もされやすく、要注意です。
売却価格等の条件は、「取引関係者による評価」で決まります。
売主が成行任せは禁物で「買主サイドの評価を想定した準備」が勝敗を分けるのです。
取引関係者は、買主本人(買主の社内でも賛成派、反対派がいることも)だけではありません。
専門家(会計士、税理士、弁護士、コンサルタントが精査結果や価値評価を買主に報告)や、
銀行(買収資金の融資可否判断や融資条件を検討)等がどう評価するか、などなど。
買主サイドでもそれぞれの利益やリスクがあって、それぞれの主張があるのです。
正確な用語理解が、クライアント様の利益最大化への第一歩となります。
日本初の売主支援専業のM&A助言会社として、『売主様のためのM&A用語集』をご用意しました。
用語の意味に加え、知っておくべき豆知識をご紹介してますのでぜひ参考にしてください。

求人採用(Recruitment)

◆求人採用とは、企業が業務を遂行するために新たな労働力(従業員)を確保するプロセスを指す。適切な能力を有する人材を必要な人数分採用することで、企業全体の業務遂行能力を高めることを目的とする。

◆ 企業が労働力(従業員)を新たに調達するプロセス(求人→採用前評価→(試用期間→)本採用)とそれぞれのプロセスの特徴、メリット・デメリットは以下のとおり。

▽ 求人の方法とそれぞれの特徴、メリット・デメリット

求人方法特徴メリットデメリット
求人広告求人媒体に広告を掲載し募集を行う広く告知でき、短期間で多くの応募を集めやすいコストがかかり、応募者の質を確保しにくい
人材紹介会社人材紹介会社を通じ、条件に合致する人材を紹介してもらう候補者のスクリーニングが事前に行われるため、ミスマッチを減らせる紹介手数料が高額なケースがある
リファラル採用既存従業員の紹介によって採用を行う信頼性の高い候補者が集まりやすく、離職率が低い紹介数が限られ、必要な時期に採用できるとは限らない
アルムナイ採用一度会社を退職した人材に復帰を声掛けする即戦力であることが確実な人材を採用でき、求人コストもかからない安定的な採用方法ではない
自社採用ページ企業HPの採用ページを通じ応募を受け付ける求人コストがかからないアクセスが少ない場合が多い
ダイレクトリクルーティングSNS等を通じ、直接候補者に入社を呼びかける特定の能力を持つと思われる人材に直接アプローチでき、求人コストもかからない採用企業のブランドや突出した特徴がないと結果が出にくい
ハローワーク職業安定所を通じて求職者とマッチングを行う無料で掲載できるため求人コストがかからない求人職種とフィットした人材が見つかる可能性が不透明

▽ 面接・試験・レファレンスの方法と特徴、メリット・デメリット

評価方法特徴メリットデメリット
書類選考履歴書・職務経歴書の記載内容によって人材の能力や適性などを評価短時間で基本情報を把握できる書類に記載できない部分が重要な場合や、書類に記載されている内容と異なるリスクがある
面接応募者と対面で質問し、能力や適性を評価コミュニケーション能力や人間性の一部を評価できる評価が面接者の主観に偏りやすく、短時間の面接で評価できることに限りがある
適性検査性格や適性を測定できるテストを実施客観データを基礎に適正等を評価できるテスト内容の品質が不十分だとミスジャッジの原因となる
筆記試験業務知識やスキルに関する筆記試験を実施業務遂行能力の一部を客観的に評価できる試験内容の品質が不十分だとミスジャッジの原因となる
スキルテスト業務スキルを実演させ評価する実際のスキルを確認できる長時間かかる作業の場合には適用が難しい
リファレンスチェック過去の勤務先や推薦者からの評価を確認実際の業務遂行能力や勤務態度等を把握できる場合がある確認する相手の主観にに偏りやすく、客観性に欠ける

▽ 試用期間の方法とメリット・デメリット:

試用期間特徴メリットデメリット
短期試用(1~2か月)短期間で適正を見極め、早期に本採用すべきか決定迅速な本採用を好む応募者の応募が増えやすい適性判断で失敗するリスクがある
標準試用(3~6か月前後)一般的な試用期間業務遂行能力、勤務態度、チームワーク等を具体的に確認できる3か月の試用期間内に生じなかった事態で重要な問題を持つリスクは残る
長期試用(7~12か月)慎重に適性を判断(重要性の高い職務等)十分な期間をかけて能力等を確認できる長期の試用期間を嫌って有能な応募者が減るリスクがある

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