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M&A用語+

M&A用語は専門的なものが多く、誤用もされやすく、要注意です。
売却価格等の条件は、「取引関係者による評価」で決まります。
売主が成行任せは禁物で「買主サイドの評価を想定した準備」が勝敗を分けるのです。
取引関係者は、買主本人(買主の社内でも賛成派、反対派がいることも)だけではありません。
専門家(会計士、税理士、弁護士、コンサルタントが精査結果や価値評価を買主に報告)や、
銀行(買収資金の融資可否判断や融資条件を検討)等がどう評価するか、などなど。
買主サイドでもそれぞれの利益やリスクがあって、それぞれの主張があるのです。
正確な用語理解が、クライアント様の利益最大化への第一歩となります。
日本初の売主支援専業のM&A助言会社として、『売主様のためのM&A用語集』をご用意しました。
用語の意味に加え、知っておくべき豆知識をご紹介してますのでぜひ参考にしてください。

未払社保労保(Unpaid Social Insurance and Labor Insurance)

◆未払社保・労保とは、企業が従業員に対して支払うべき社会保険料および労働保険料を、法定の期限内に納付しなかった状態を指す。これには、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険など、従業員に義務付けられた保険料の支払いが含まれる。未払いが長期間続くと、企業に対して追加の罰則や利息が課せられることがある。

◆社会保険は、従業員の生活を守るための保険で、主に以下の種類がある。

健康保険:従業員が病気や怪我で療養が必要な場合、治療費の一部を保障する保険。企業と従業員がそれぞれ一定割合を負担する。
厚生年金保険:従業員の老後の生活を保障するための年金保険。企業と従業員が負担し、老齢年金、障害年金、遺族年金などが提供される。
介護保険:一定の年齢に達した従業員やその家族が介護サービスを受けるための保険。従業員が40歳以上の場合、企業はこの保険にも加入させる必要がある。

◆労働保険の種類

労働保険は、労働者の職場での事故や失業に備えるための保険である。

労災保険:従業員が業務中に事故に遭った場合や疾病を患った場合に、その治療費や生活支援を提供する保険。企業は全額負担する。
雇用保険:失業した場合に失業手当を支給する保険。企業と従業員が一部ずつ負担する。

◆未払時の当局対応

企業が社会保険料・労働保険料を滞納していることが発覚した場合、管轄の年金事務所や労働基準監督署から督促状が送付される。その後、未払金額の支払いを求められるとともに、追加の調査や説明を求められることがある。未払いが確認されると、以下のペナルティが課せられることがある。これにより、企業の資金的な負担が増す。

延滞金:支払いが遅れた場合、延滞金が課せられることがある。
罰金や懲役:悪質な未払いと判断された場合、さらに罰金(や懲役)が課されることがある。
法的措置:最終的に法的措置(財産の差押え)が行われる場合もある。

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