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何度か会社を売ってみて結局シェルパに戻ってきた

2024/12/13

クライアント様の声

何度か会社を売ってみて結局シェルパに戻ってきた

私は創業社長として、1社目の売却をシェルパさんに依頼して、想定外の高額売却になったので、経済的な自由も確保できた。事業は楽しいし時間の使い方として一番なので経営者自体は引退していない。

1回目の売却ではシェルパさんに依頼したが、2回目の売却は他にも株主がいるなど、事情もあって、うちの会社のサイズ感を考慮して中堅クラスのFAを複数社比較して一番良さそうなところに依頼した。

そこの案件担当者は、20代と30代の2名コンビに決まり、最初は期待していたが、プロセスが進むにつれ、ビジネスも専門領域の知識も浅いし、プロ意識の希薄さにイライラしてきた。M&A仲介を避け、それなりに能力の高いM&Aアドバイザーを揃えていると強気の営業をしてきたが、ひと昔前とは事情が変わって、FAとは名ばかりで中身はM&A仲介レベル。例えばこうだ。

『「〇〇〇〇が×××で(※1)リスクが高い(※2)ので▽▽▽億円(※3)まで下げてくれるなら合意できる」と買い手の社長さんが言ってます。条件を飲みますか?私の経験では合理的な理由で仕方ないと思いますし、私の上席もここで友好的に話をまとめるのが、残る従業員のためにも一番と言っています。』
※1:事実とまったく異なる。買い手企業の主張を検証していない。
※2:その誤解を前提としても、リスクではない。買い手が怠ければ当然そうなるだけ。
※3:ノンバインディング意向表明書から3~4割も減る理由がない。

私が思ったのは

  • 「若造のくせに「私の経験上」?何年M&Aやってどれだけの結果を出したんだ?」
  • 「途中から買い手のいいなり。成約さえすればよい、という姿勢に」
  • 「もう少しうちの会社のことを勉強しろ」
  • 「重大な交渉の場で容易に正せる誤解を即座に正せない奴は戦力外」
  • 「とにかく頼りない」
  • 「自分の会社の上司のいいなり。その上司も30代の若造」

ということだ。ただパターンに当てはめる人はダメで、この人になら後継者をお願いしても?という人にM&Aの助言をしてもらうべき、というのが結論だ。会社のことをわかってないのにM&Aの提案や交渉をちゃんとできるはずがない。会社のことを勉強してもらうには多少の時間や説明の手間がかかる。しかし小さいこと。勉強する人じゃないと刺さる提案や条件を勝ち取る交渉はできない。

2回目の売却は、期待を下回る結果に終わったが、個人的にシェルパ代表の稲村さんから無料アドバイスをもらっていたので、最悪の結果だけは避けられたと思う。

今3回目の売却を予定している。これは絶対にシェルパさんに依頼する。数年内に1回目の売却額の7倍を目指している。EBITDAの水準を切り上げ、安定度も上げて、倍率8倍以上を目指すつもりだ。ときどき状況を報告する予定。

ピントのあった助言とともに心から応援してくれるので励みになっている。